ファミレスやファートフード店のメニューに
ホットケーキがありますが、
甘党の私の大好物でもあります。
気になるのはホットケーキかけるシロップ。
数年前まであのシロップはハチミツだと思っていました。
もちろんハチミツの場合もありますが、
メープルシロップ(あるいは人工甘味料)が定番のようですね。
最初のころ、
「メープルシロップって何なんなの。ハチミツの一種かな?」
と思いました。
メープルシロップの原料は何か?
メープルシロップとはハチミツとは
まったく違うものたったのです。
カエデ(槭、槭樹、楓)という木の樹液を煮詰めたものなんです。
カエデは128種もあり、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカなど
に存在します。
でも、メープルシロップは、カナダのケベック州やその周辺の州、
アメリカの一部で採集できます。
カナダの国旗には、中央にカエデの葉が画かれています。
メープルシロップはカナダの特産品なのです。
メープルシロップの樹液は、収穫期が短く2週間前後です。
1本の木からとれる量は少なく、1リットルのメープルシロップを
作るのに40リットルの樹液が必要です。
メープルシロップは樹液から作られています。
一方、ハチミツは植物の花と蜂の分泌物できています。
メープルシロップは早く悪くなるので、賞味期限が短く、
開封後は早めにたべましょう。
ハチミツは殺菌力が強いため長持ちします。賞味期限も長いです。
メープルシロップの糖度とカロリー
ハチミツの主な成分は果糖とブドウ糖で
80%以上あります。
一方、メープルシロップの主な成分はショ糖で
66%以上あります。
ですのでハチミツよりメープルシロップの方が
糖分が少ないのです。
メープルシロップのカロリーは100グラムあたり
257キロカロリーです。
パンなかける量はおよそ20グラムと考えれば、
51キロカロリーです。
ご飯お茶碗一杯の3分の1弱ぐらいですね。
でも、メープルシロップは栄養が豊富なので、
血糖値の上昇を抑えてくれます。
主な栄養分は、マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛、マンガン、
脂質、炭水化物、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイシアンなど。
中でもカルシウムはハチミツの約40倍、
カリウムは約20倍も含まれているそうです。
また、メープルシロップには63種類のポリフェノールが含まれていることが、
アメリカ・ロードアイランド大学から発表されています。
これらのポリフェノールは、体の糖化を防ぐそうです。
糖化とは、体に過剰に摂られて処理しきれなかった糖分が
蛋白質と結合してAGEsという老化物質に変化することです。
AGEsによって、肌のシワが増えたり、くすみ、骨粗しょう症、
高血圧、糖尿病、動脈硬化などの原因になるそうです。
ほんと、すぐれた食べ物ですね。メープルシロップって!
カナダでメープルシロップを伝統的な手法を紹介している動画です。
ひとこと
メープルシロップって安いのかと思っていたのですが、
いろいろグレードがあり、最上級品はけっこうなお値段らしいです。
だから、スーパーにあるメープルシロップは、
「メープル風味」や「ケーキシロップ」という人工甘味料が安価で
販売されています。、
本物のメープルシロップとは、まったく別物だそうです。
購入の時は、よく表示を見て買ったほうがいいですね。
私が以前、
「安くておいしい!」
とパクパク食べていたホットケーキシロップは、
たぶん、人工甘味料だったんだろうな・・・・?
でも、おしかったです(●^o^●)